ビートルズのカヴァー曲はかなりあるので、良質なものがまだまだ沢山ある。そこで番外編として、アルバムの項では選んでないものを使って、シングル集の赤盤と青盤もまとめてみた。一味違うカヴァーを集めてるので、これらも面白い内容になったと思う。 |
Hayseed Dixie - Weapons of Grass Destruction アメリカ出身のブルーグラス・バンド、ヘイシード・ディキシーによるカヴァー。アレンジはテンポのあるカントリー風で、原曲とはまったく異なった雰囲気。演奏が上手いので、かなりカッコよくまとまっている。 |
Maria Augusta - World Bossa Beatles 詳細不明のマリア・アウグスタによるカヴァーで、アレンジはボサノヴァ。原曲は間奏のピッコロ・トランペットが印象的だが、そのフレーズがなくても充分に雰囲気のあるアレンジになっている。 |
Overboard - Help ! 詳細不明のオーヴァーボードによるカヴァー。アレンジはアカペラ風のコーラスがあるロック。バックの演奏はほとんどドラムのみなので、アカペラ風な仕上がりになってる。ちなみに、アルバムは全曲ビートルズのカヴァー。 |
Ellis Island - Here Comes The Sun 詳細不明のエリス・アイランドによるカヴァー。アレンジはレゲエで、この曲によく合っている。ちなみに収録アルバムは、全曲ビートルズのレゲエ・カヴァー。 |
Beth Hart and The Ocean of Souls - Beth Hart and The Ocean of Souls 1993 パワフルな声を持つアメリカのシンガー・ソングライター、べス・ハートによるカヴァー。大抵のカヴァーが原曲と似たものだが、これはかなり雰囲気を変えたR&B風ロックのアレンジ。ヴォーカルや演奏を含め、全体的にカッコイイ。 |
Big Daddy - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band アメリカのコミックバンド、ビッグ・ダディによるカヴァー。アレンジは原曲とはまるで違うオールディーズ風で、バディー・ホリーの曲みたくなっている。エンディングにある飛行機音は、彼の墜落死を表現した洒落のようなものだろう。 |
Jamie Lancaster - The Jazz and Beatles Tribute 詳細不明のジェイミー・ランカスターによるカヴァー。アレンジはジャズ風のロックで、全体的に演奏がクール。間奏のフルートもイイ味付け。収録アルバムは全曲ジャズ・アレンジのビートルズ・カヴァー。 |
Russell Morris - Fundamentalist 60年代から活動を続けるオージー・ロッカー、ラッセル・モリスによるカヴァー。この曲のカヴァーはハード・ロック的なものが多いが、これはアコースティックなロック・アレンジで極めてシンプル。リフのようなギター・カッティングが全体の軸になってる。終わり方にも一捻りあってイイ。 |
Pat Murray & Mark Kieswetter - Ticket To Ride 詳細不明のパット・マレー&マーク・キースウェッターによるカヴァー。アレンジはジャズ風で、原曲とはまったく違う雰囲気になっていて面白い。ただソロ後のAメロで、ヴォーカルが泣いたようになる部分だけは失敗だったと思う。 |
Ewa Bem - Ewa Bem Loves The Beatles ハスキーな歌声が魅力のポーランドの女性シンガー、エヴァ・ベムによるカヴァー。アレンジはR&B風のポップで、オリジナルとはまた違った雰囲気。収録アルバムは全てビートルズカヴァーで、他にも面白いのがけっこうある。 |
Beatlegras - In A Perfect World ビートルズ曲をブルーグラス風に仕上げるビートルグラスによるカヴァーで、アレンジはもちろんブルーグラス。変わったカヴァーが少ないこの曲なので面白いアレンジだが、収録アルバムでは次曲の「Got to Get You Into My Life」とメドレーになっているので、エンディングが途切れるのだけ残念。 |
Cabin - Keep On Walking 詳細不明のキャビンによるカヴァー。アレンジはギターサウンドでリフを強調したロック。リフに音数を増やして、原曲とは少し違ったテイストにしてる。 |
Wilson Pickett - Hey Jude アメリカのソウルシンガー、ウィルソン・ピケットによるカヴァーで、アレンジはR&B風。曲中やエンディングで入るブラスのフレーズが効果的。原曲は7分程あって最後が長いが、これは4分と短くまとまってるのもイイ。 |
Kenny Neal Lucky Peterson Tab Benoit - The Blues White Album ホワイトアルバムの収録曲をブルース・アレンジにしたアルバムに収録の、詳細不明のKenny Neal Lucky Peterson Tab Benoitによるカヴァー。アレンジはR&B風のロック。中盤からヴォーカルが替わるのも、いい効果になっている。 |
Emmanuel Santarromana - FAB4EVER 詳細不明のエマニュエル・サンタッロマナによるカヴァー。原曲はロックン・ロールだが、これはまったく雰囲気の違うロックになってる。Bメロを使ってないもの変わっている。ちなみに、アルバムは全曲ビートルズのカヴァー。 |
Drowners - A Loving Tribute To George Harrison スウェーデンのロックバンド、ドロウナーズによるカヴァー。アレンジはギターサウンドのパワーポップ風ロック。出だしのリズムギターや、ソロの後でBメロが唐突に入る部分は味がある。 |
Willy Chirino - My Beatles Heart キューバの人気サルサ歌手、ウィリー・チリーノによるカヴァーで、アレンジはサルサ風。原曲がレゲエのリズムを取り入れたものなので、レゲエやサルサといったカリブ海辺りの音楽が、この曲のアレンジにはぴったりくる。 |
Doris Troy - Doris Troy ビートルズが設立したアップルレーベルからデビューしたソウルシンガー、 ドリス・トロイによるカヴァー。アレンジはテンポのあるR&B風ロック。出だしからAメロに入るまでの語りのようなスローな部分が、いい効果になっている。 |
Gene - To See The Lights イギリスのオルタナティヴ・ロックバンド、ジーンによるカヴァー。アレンジは原曲と似たロックだが、サビのハモリがなく演奏もシンプルなので、少し違った感じがある。イントロなしでAメロから入るところもイイ。 |
Bret Mullins - Good Place to Be From 詳細不明のBret Mullinsによるカヴァーで、アレンジはカントリーテイストのロック。全体的に雰囲気は似てるが、ギターソロや後半部の展開など味付けがある。 |
Macah Coates - The Beatles Complete On Ukulele ビートルズのオリジナル全曲を、ウクレレでカヴァーするという企画のHPがある。そこで無料ダウンロード出来るMacah Coatesによるカヴァー。アレンジはテンポの速いアコースティックなロックで、カントリーな雰囲気もある。 |
Rocket Popcorn - Here Comes The Sun 詳細不明のロケット・ポップコーンのよるカヴァーで、アレンジはギターサウンドのポップロック。「Got To Get You Into My Life」のアレンジっぽくも感じる。 |
Meters - Crescent City Groove Merchants ニューオーリンズ・ファンク・サウンドを生み出した第一人者、ミーターズによるカヴァー。原曲と似た雰囲気のロック・アレンジだが、ファンキーでリフのキメなどがあり、かなりカッコよくまとまっている。 |
Nubya - Love Rocks アメリカのジャズ・アカデミーで学んだという女性ヴォーカリスト、Nubyaのよるカヴァー。アレンジはピアノの弾き語り風。シンプルな演奏に上手い歌なので、とても聞きやすい。 |
Reparata - Collector's Songs, Vol. 6 この曲はカヴァーがそこそこあるが、大抵が子供向ばかりで面白いのは少ない。このReparataによるカヴァーはポップロックのアレンジだが、ちょっとイマイチな感じもある。本当は「Under The Sea 3D」というDVDで聞けるLeah Erbeのカヴァーがいいのだが、発売されてないのでこれにしとく。 |
Scatter Tones - Voices Only 2011 College A Cappella, Vol.1 多分アメリカのどこかの大学のコーラスグループと思えるScatter Tonesによるカヴァーで、アレンジはアカペラによるR&B風のバラード。コーラスワークがなかなか。 |
Mikey Wax - And a Happy New Year 詳細不明のマイキー・ワックスによるカヴァーで、アレンジはアコースティックなロック。オリジナルと似た雰囲気だが、サビの部分でコードが動くのが面白く、エンディングも斬新。 |
George Benson - Get Back 1967-1970 Blue アメリカ、ジャズシーンの名ギタリスト、ジョージ・ベンソンによるカヴァーで、アレンジはソウルバラード。全体的に雰囲気があってイイが、イントロのスキャットや、エンディングにある音数の多いギターソロは余計な気もする。 |